昨日のつづきです。
リトレッドタイヤの懸念材料は安全性ですよね。中古のタイヤに新品のトレッドを貼り付けるので、
走行中に剥がれてしまう可能性が高いのではないかと考えてしまいます。
ですが今回の見学で少し考え方が変わりました。
今回見学したバンダグ社のリトレッドタイヤの製造方式はプレキュア方式と呼ばれる製造方式で11の工程を経て完成します。
驚いたのがその11の工程の内、なんと検査工程が5つもあるのです。工程の半分近くが検査なんですね。
ブリヂストングループになったことにより独自の耐圧検査工程が加わったことでより安全性が高まったそうです。
トラックが走行中に路面に接しているのはタイヤだけです。
大型ウィング車の車両総重量20t超を支え、ドライバーの命を守るタイヤには、
安全安心を追求した品質管理と技術が支えている事を改めて知ることができました。
流石に工場内は写真撮影禁止だったのでタイヤ交換実技見学の様子です。